硬水と軟水の違い、特徴を解説

市販のミネラルウォーターに硬水・軟水という表示が書かれているのを見たことがありますよね。硬水と軟水で違いがあるというのはなんとなく分かっていても、具体的な違いまでは知らない方も多いのではないでしょうか?硬水と軟水の違いや特徴を解説します。

硬水と軟水の違いとは?

硬水と軟水の違いは、含有しているカルシウムとマグネシウムの量の違いです。水は、含まれているカルシウムとマグネシウムの量によって、硬水か軟水かで区別されています。カルシウムとマグネシウムの含有量を硬度と呼び、硬度が一定以上であれば硬水になります。

硬水か軟水かの基準は、日本とWHO(世界保健機構)で違いがあります。日本では100mg/L 未満を軟水、WHOでは60mg/L 未満を軟水と分類しています。日本の水道水や市販されているミネラルウォーターのほとんどが軟水です。

カルシウムとマグネシウムの含有量によって、飲料水として使用する場合や料理で使用する場合、お茶やコーヒーで使用する場合などで違いが現れます。

硬水の特徴

肉を使った煮込み料理では硬水がおすすめです。硬水に含まれるカルシウムが肉を硬くするので煮崩れを防ぐことができ、アクを出しやすくする働きもあります。

ご飯を炊くときに硬水を使用すると、粘り気のないパラパラした仕上がりになります。硬水に含まれるカルシウムには、食物繊維を硬くする作用があるからです。パエリアやチャーハンを硬水で作ると、普段と違う仕上がりになるのでおすすめです。

パスタを作る場合でも硬水がおすすめです。パスタのデンプンとカルシウムが結合することで適度な硬さになり、アルデンテに近い茹で上がりになります。

硬水に含まれるマグネシウムは、過剰に摂取すると胃腸に負担をかける恐れがあります。マグネシウムは市販の下剤に使用されている成分でもあり、硬水を飲みなれていない方はおなかがゆるくなる場合もあります。

軟水の特徴

軟水は米や野菜を柔らかくする作用があるので日本食に向いています。具材に味をしみこませる煮物やダシを利かせる料理の場合は、軟水を使用しましょう。

赤ちゃん用のミルク作りでは軟水がおすすめです。赤ちゃん用のミルクはミネラル分を調整して作られています。硬水を使用するとマグネシウムが多くなっていまうため、赤ちゃんの胃腸に負担をかけてしまいます。

コーヒーを入れる場合は、軟水を使用すると苦みが抑えられてまろやかな味わいに、硬水を使用すると苦みが強くなるのでエスプレッソに向いています。

まとめ

カルシウムとマグネシウムの量が違うことで、料理に使用した場合に差が生まれます。料理に合わせて硬水か軟水かを使い分けるのも良いですね。

関連記事一覧